6月23日 輪の中
2017年 06月 23日
経理課のS君は、やるべき仕事をいつも先延ばしにします。今、彼がやっている仕事は、本来なら数時間前、あるいは数日前に処理すべき事柄なのです。
S君本人は、「焦って仕事を進めても、ミスが出てしまったら何にもなりません。僕は確実性を重んじているんですよ」と胸を張ります。
会社では半年に一度、外部から監査が入り、経理課員はその対応に追われます。全員が個々の担当する資料を揃え、監査担当との折衝に臨むものです。
しかし、S君の緩慢さが、ここで出てしまいました。彼の揃えるべき資料が準備できていなかったため、経理課長の説明がスムーズにいかなかったのです。
「課の皆さんに、監査の流れを把握していただかないと困りますね」と、監査官から小言を言われた一同は、<やはりこうなったか>という表情です。本人の言う「確実性」を重視した結果、スピード面が疎かになってしまいました。
職場は社員同士の連携が求められる場です。主義・主張は二義的なものとして、まずは組織的な輪の中に入らなければ、仕事は進みません。
今日の心がけ★一致団結して取り組みましょう
S君本人は、「焦って仕事を進めても、ミスが出てしまったら何にもなりません。僕は確実性を重んじているんですよ」と胸を張ります。
会社では半年に一度、外部から監査が入り、経理課員はその対応に追われます。全員が個々の担当する資料を揃え、監査担当との折衝に臨むものです。
しかし、S君の緩慢さが、ここで出てしまいました。彼の揃えるべき資料が準備できていなかったため、経理課長の説明がスムーズにいかなかったのです。
「課の皆さんに、監査の流れを把握していただかないと困りますね」と、監査官から小言を言われた一同は、<やはりこうなったか>という表情です。本人の言う「確実性」を重視した結果、スピード面が疎かになってしまいました。
職場は社員同士の連携が求められる場です。主義・主張は二義的なものとして、まずは組織的な輪の中に入らなければ、仕事は進みません。
今日の心がけ★一致団結して取り組みましょう
by fp-haseo
| 2017-06-23 08:04
| 倫理研究所「職場の教養」