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九州博多発 ファイナンシャルプランナーのブログ


by fp-haseo

7月30日 膾を吹く

 和食料理の定番でもある「膾(なます)」とは、もともと「肉や魚を細かく切ったもの」でした。現在では、これらに酢を和えた料理を指すようになりました。
 月偏の「膾」は、主に肉類を和えたものです。魚介類や大根、にんじんなどを主として和えたものは、魚偏の「鱠(なます)」を用いることがあるようです。また、野菜や果物だけを使ったものは「精進なます」とも呼ばれます。
 膾を使った諺に「羹(あつもの)に懲りて膾を吹く」というものがあります。これは、熱い吸い物で舌を火傷したことに懲りて、冷たい膾にも息を吹きかけて冷まそうとするという意味で、一度の失敗で、必要以上に用心してしまうことを指します。
 失敗やミスの経験は、良き慎重さを生む反面、人によっては、用心を重ね過ぎることで機を逸したり、打つ手を間違えることにもつながるでしょう。
 「二度と同じ失敗やミスを繰り返さない」という気概は大切ですが、用心し過ぎるあまり、仕事のペースが落ちてしまってはもとも子もありません。
 慎重さと共に、時には失敗を恐れない大胆さを持って仕事に臨みたいものです。

今日の心がけ★慎重さと大胆さを持ち合わせましょう







by fp-haseo | 2015-07-30 05:47 | 倫理研究所「職場の教養」