3月4日 三つの初心
2016年 03月 04日
「当流に万能一徳の一句あり。初心忘るべからず。この句、三箇条の口伝あり。是非の初心忘るべからず。時々(じじ)の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず」
室町時代の能役者、世阿弥の格言である「初心忘るべからず」は、芸道を極めるために、三つの初心を忘れてはいけないと説いています。
一、是非の初心。若い時は上手くいっても驕らず、上手くいかなくても一所懸命の心を忘れずに、ただひたすら稽古を積んでいくと必ず飛躍につながる。
二、時々の初心。いつ、いかなる時も、馴れに慢心せず、その時々の初心を大切にすれば、芸はより磨かれていくもの。
三、老後の初心。芸を学び極め、人生の先達になるが、老いても老いにふさわしい新たな芸を磨くことは新鮮であり、充実した人生を送ることができる。
私たちは、「物事を始めた時の志を忘れてはいけない」という意味で「初心忘るべからず」を使います。世阿弥の言葉は、最初の志に限らず、人生のあらゆる時期に、全力を尽くすことの尊さを教えてくれています。
今日の心がけ★今この時を大切にしましょう
室町時代の能役者、世阿弥の格言である「初心忘るべからず」は、芸道を極めるために、三つの初心を忘れてはいけないと説いています。
一、是非の初心。若い時は上手くいっても驕らず、上手くいかなくても一所懸命の心を忘れずに、ただひたすら稽古を積んでいくと必ず飛躍につながる。
二、時々の初心。いつ、いかなる時も、馴れに慢心せず、その時々の初心を大切にすれば、芸はより磨かれていくもの。
三、老後の初心。芸を学び極め、人生の先達になるが、老いても老いにふさわしい新たな芸を磨くことは新鮮であり、充実した人生を送ることができる。
私たちは、「物事を始めた時の志を忘れてはいけない」という意味で「初心忘るべからず」を使います。世阿弥の言葉は、最初の志に限らず、人生のあらゆる時期に、全力を尽くすことの尊さを教えてくれています。
今日の心がけ★今この時を大切にしましょう
by fp-haseo
| 2016-03-04 11:09
| 倫理研究所「職場の教養」