3月15日 デビュー戦の失敗

　競馬界で数々の輝かしい記録を残している武豊騎手。デビュー戦は、一九八七年三月に阪神競馬場で行なわれたレースです。
　デビュー戦の結果は、自身のミスもあり、二着でした。その後、幾度も大レースを制してきた武騎手ですが、生涯に一度しかチャンスのないデビュー戦の勝利を、自身の未熟さで逃した後悔とほろ苦さを今も胸に秘めています。
　私たちも、かつては皆新人でした。今は、当たり前のように行なっている定例業務も、間違いなく初めての経験だった日がありました。
　新人の頃は誰でも、緊張感をもって業務に当たっていたことでしょう。そして、思い出すたびに顔が赤くなるような失敗談を持っているはずです。
　大切なことは、その失敗の悔しさ、恥ずかしさをしっかりと噛み締め、＜その一つひとつの積み重ねが私を磨き高めてくれた＞と感謝して、心に留めておくことでしょう。
　季節は春。今一度、新入社員時代の未熟な自分を振り返ってみましょう。

今日の心がけ★失敗体験を大切にしましょう