3月16日 いい加減
2016年 03月 16日
A氏はこのところ胃の調子がよくありません。それというのも連日、接待や宴会が続いているからです。
名のある店の料理人が作った料理が不味いはずはないのに、どういうわけか、<美味しい>と感じられないのです。それに比べて、毎朝食卓に出てくる妻の味噌汁は、もう何千回も口に運んでいるのに、いっこうに飽きが来ません。
A氏は不思議でなりませんでした。妻の料理の腕前は、プロの料理人には及びません。また、飲食店では、いかなる時も安定した味の料理をお客様に提供していますが、妻の作る料理は、その日の材料や気分で変わります。
野菜の刻み方、盛り付けはいうに及ばず、いわば常に「いい加減」な料理です。しかし、この「いい加減」がいいのかもしれません。だから結婚以来、同じ味の料理に出会ったことがないのだ、とA氏は納得しています。
もちろん、妻の「いい加減」な料理には、A氏を思う愛情というスパイスが加えられているのでしょう。
今日の心がけ★家庭料理の力を見直しましょう
名のある店の料理人が作った料理が不味いはずはないのに、どういうわけか、<美味しい>と感じられないのです。それに比べて、毎朝食卓に出てくる妻の味噌汁は、もう何千回も口に運んでいるのに、いっこうに飽きが来ません。
A氏は不思議でなりませんでした。妻の料理の腕前は、プロの料理人には及びません。また、飲食店では、いかなる時も安定した味の料理をお客様に提供していますが、妻の作る料理は、その日の材料や気分で変わります。
野菜の刻み方、盛り付けはいうに及ばず、いわば常に「いい加減」な料理です。しかし、この「いい加減」がいいのかもしれません。だから結婚以来、同じ味の料理に出会ったことがないのだ、とA氏は納得しています。
もちろん、妻の「いい加減」な料理には、A氏を思う愛情というスパイスが加えられているのでしょう。
今日の心がけ★家庭料理の力を見直しましょう
by fp-haseo
| 2016-03-16 05:30
| 倫理研究所「職場の教養」