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九州博多発 ファイナンシャルプランナーのブログ


by fp-haseo

4月19日 耕耘のごとし

 江戸時代初期の儒学者で、日本陽明学の祖といわれる中江藤樹は、数々の人生訓を遺しています。その中の一つに、「善をなすは耕耘(こううん)のごとし」という言葉があります。
 この言葉は、「善い行ないというのは、すぐに結果が返ってくるものではなく、汗水を流して田畑を耕すようなものだ。実りの時期を迎えれば、豊かな収穫が得られるものである」という意味です。
 すなわち、善い行ないをしても、すぐに報いを求めることの性急さを戒めたものです。
 例えば、相手の対して「してあげたのに」とか、「私の行為がわからないのか」などと、せっかくの善意に恩を着せては本末転倒でしょう。
 「相手が幸せになってくれたらそれでいい」というように、明るく広い気持ちでいることが大切です。
 このような謙虚さを持っていれば、やがて大きな収穫があるかもしれません。

今日の心がけ★善いことほど謙虚に行ないましょう








by fp-haseo | 2016-04-19 08:37 | 倫理研究所「職場の教養」