10月16日 読書の秋
2016年 10月 17日
「○○の秋」という言葉があります。「読書の秋」「芸術の秋」といわれるのは、集中して物事に取り組むのに、秋は良い季節だということでしょう。
また、穀物や果実が収穫されるこの時期は、「食欲の秋」「実りの秋」とも表現されます。「スポーツの秋」といわれるように、各地で運動会が開催されます。
江戸時代の碩儒(せきじゅ)として知られる佐藤一斎が記した「言志四録」には、修養の糧や教育の心得が書かれており、読書に関する一節もあります。
「読書は宜しく澄心端座して寛(ゆる)く意思を著(つ)べし。及(すなわ)ち得ること有りと為す。五行並び下るとは、何ぞその心の忙(ぼう)なるや」
読書する際は、心を安静にし、正しく座り、ゆったりとした心持ちでするのがよい。そうすれば、得るところがあるだろう。世間には、五行を一度に読み下す人もいるが、なんて気忙しいことなのか、という意味です。
現代はおそらく、江戸時代よりはるかに気忙しく、ゆとりがない時代でしょう。秋の夜長は、ゆったりとした心で読書を楽しみたいものです。
今日の心がけ★穏やかな心で読書に親しみましょう
また、穀物や果実が収穫されるこの時期は、「食欲の秋」「実りの秋」とも表現されます。「スポーツの秋」といわれるように、各地で運動会が開催されます。
江戸時代の碩儒(せきじゅ)として知られる佐藤一斎が記した「言志四録」には、修養の糧や教育の心得が書かれており、読書に関する一節もあります。
「読書は宜しく澄心端座して寛(ゆる)く意思を著(つ)べし。及(すなわ)ち得ること有りと為す。五行並び下るとは、何ぞその心の忙(ぼう)なるや」
読書する際は、心を安静にし、正しく座り、ゆったりとした心持ちでするのがよい。そうすれば、得るところがあるだろう。世間には、五行を一度に読み下す人もいるが、なんて気忙しいことなのか、という意味です。
現代はおそらく、江戸時代よりはるかに気忙しく、ゆとりがない時代でしょう。秋の夜長は、ゆったりとした心で読書を楽しみたいものです。
今日の心がけ★穏やかな心で読書に親しみましょう
by fp-haseo
| 2016-10-17 05:45
| 倫理研究所「職場の教養」