5月17日 急ぎ過ぎない
2017年 05月 17日
天台宗の僧・天海は、徳川家康・秀忠・家光と、三代の将軍に仕え、百歳を越えて天寿をまっとうしたといわれている人物です。
ある日天海は、将軍の家光から柿を振る舞われました。食べ終えた後、天海が柿の種を持ち帰ろうとすると、「その種をどうするのだ」と、家光が尋ねました。
「庭に植えます」と天海が答えると、「桃栗三年、柿八年といわれている。そなたはすでに百歳に近い老人。気の長い話であるな・・・」と、家光が笑いました。
天海は「将軍ともあろう方が、物事を性急に決めつけてはいけません」と家光を諭しました。数年後、天海は、将軍に柿の実を献上しました。その柿は、家光から拝領した柿の種が実をつけたものだったのです。
この話は、急ぎ過ぎないこと、決めつけないことが長寿や成功の秘訣であることを教える逸話として知られています。
拙速な行動や短絡的な決めつけが失敗を招くこともあるだけに、おおらかに、ゆったりと物事を受け止める度量を持ちたいものです。
今日の心がけ★気長に構えましょう
ある日天海は、将軍の家光から柿を振る舞われました。食べ終えた後、天海が柿の種を持ち帰ろうとすると、「その種をどうするのだ」と、家光が尋ねました。
「庭に植えます」と天海が答えると、「桃栗三年、柿八年といわれている。そなたはすでに百歳に近い老人。気の長い話であるな・・・」と、家光が笑いました。
天海は「将軍ともあろう方が、物事を性急に決めつけてはいけません」と家光を諭しました。数年後、天海は、将軍に柿の実を献上しました。その柿は、家光から拝領した柿の種が実をつけたものだったのです。
この話は、急ぎ過ぎないこと、決めつけないことが長寿や成功の秘訣であることを教える逸話として知られています。
拙速な行動や短絡的な決めつけが失敗を招くこともあるだけに、おおらかに、ゆったりと物事を受け止める度量を持ちたいものです。
今日の心がけ★気長に構えましょう
by fp-haseo
| 2017-05-17 06:50
| 倫理研究所「職場の教養」