5月24日 卒業証書が入場券
2017年 05月 24日
四十代のAさんは、熊本県で中学校教員として教壇に立っています。かつて行なわれた、あるロックコンサートが人生の転機になったと言います。
一九九〇年夏、熊本県八代市で、ロックバンド「ハウンドドッグ」の大友康平氏のプロデュースによって、コンサートが開催されることになりました。
当時の教育委員会は、「チケット代が高い」「終演時間が遅い」「ロックを聴くと不良になる」などの理由から、中学生がこのコンサートに行くことを自粛するよう、地元中学校に通達しました。
しかし、「純粋に音楽を楽しみたい」「自分たちはまっすぐ生きている」と反発したAさんたち中学生は、二千人近い署名を集める活動をしました。
中学生の活動に心を動かされた大友氏は、「卒業証書が入場券」「終演は夜七時」という条件を提示し、翌年三月に再度コンサートを行ないました。
自分たちの声を真摯に聴いてくれた大友氏に感動し、中学校教師を志したAさん。「大人の論理を押し付けない」と肝に銘じて、生徒と向き合っています。
今日の心がけ★若い世代の声に耳を傾けましょう
一九九〇年夏、熊本県八代市で、ロックバンド「ハウンドドッグ」の大友康平氏のプロデュースによって、コンサートが開催されることになりました。
当時の教育委員会は、「チケット代が高い」「終演時間が遅い」「ロックを聴くと不良になる」などの理由から、中学生がこのコンサートに行くことを自粛するよう、地元中学校に通達しました。
しかし、「純粋に音楽を楽しみたい」「自分たちはまっすぐ生きている」と反発したAさんたち中学生は、二千人近い署名を集める活動をしました。
中学生の活動に心を動かされた大友氏は、「卒業証書が入場券」「終演は夜七時」という条件を提示し、翌年三月に再度コンサートを行ないました。
自分たちの声を真摯に聴いてくれた大友氏に感動し、中学校教師を志したAさん。「大人の論理を押し付けない」と肝に銘じて、生徒と向き合っています。
今日の心がけ★若い世代の声に耳を傾けましょう
by fp-haseo
| 2017-05-24 07:33
| 倫理研究所「職場の教養」