小冊子「じ・か・く」⑦
2018年 06月 06日
六、ミスターFP
私は「ミスターFP」というグループの一員です。これはFP発祥の国アメリカのFPと同じように、クライアントである個人の人生計画達成のため、資金繰り計画、リスクの保全などを投資、保険、不動産、ローン、年金などの知識を駆使してコンサルする、本来の実務的ファイナンシャルプラニングを目指すグループです。ところがこの前も、仲間のFPが「FPです」と自己紹介したら、「ああ保険屋さんですね」と言われたと嘆いていました。日本ではFPのほとんどが保険や不動産などの販売の為に働いています。なかにはそれがFPだと思っているFPも多くいます。
残念ながら我々は日本では少数派ですが、いつか、我々もお客様から「お願いします!」と呼ばれるFPが増えてくるでしょう。なぜならば、この日本でもプロのFPは求められていると確信しているからです。
ミスターFPグループには「ミスターFPスタンダード」という、ミスターFPグループで守っていこうとする「規範」があります。そのひとつに、「お客様のライフプランを管理する」があります。その意味は、「継続してシナリオプランに基づいたお客様のライフプラン(将来設計)を管理する」ということです。ここがお客様との関わり方における、保険代理店業、証券販売業、不動産販売業とプロのFPとの違いです。商品販売業は販売した商品の管理を行いますが、お客様の夢やライフプランの管理は行いません。ミスターFPは、金融商品の管理と共にお客様のライフプランの管理を行います。