九州博多発 ファイナンシャルプランナーのブログ


by fp-haseo

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10月31日 情を尽くして

 江戸時代の初期に生きた中江藤樹は、近江国(現在の滋賀県)出身の陽明学者です。近江聖人と称された彼は、生涯に多くの逸材を育て上げました。
 藤樹の弟子に大野了佐がいました。藤樹は、生まれつき物覚えの悪い了佐のために、和漢の医書を再編集して『捷径医筌』を書き始めました。
 一部ができると了佐に憶えさせ、次の分を渡す際に憶えているか否かを確かめ、質問を受けることを積み重ねて、了佐は医学を習得したのです。
 弟子入りの際は、その覚悟を厳しく問うた藤樹でしたが、ひとたび弟子として迎え入れて後は、情を尽くしして接しました。その姿に学ぶものは多くあります。
 下位にある者にとって、上位の者はそれだけで脅威の存在です。それは江戸時代も現代も変わりません。両者の間に「情」という空間を設けることは、事を進める上で有効な手段と考えられます。人間の情愛は、人を動かす原動力です。
 下位の者に尽くすことは、上位にある者として必須の心構えでしょう。情を尽くして接することは、チームの総合力アップに向けた大きな鍵です。

今日の心がけ★温情を大切にしましょう
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by fp-haseo | 2013-10-31 05:38 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 大きな会場でのイベントに参加したMさん。イベント終了後の帰り道は、電車もバスも歩道も大変な混雑でした。
 最寄り駅までタクシーで移動しようとしたMさんですが、乗り場は長蛇の列で、いくら待ってもタクシーは戻ってきません。
 徐々に、列に並んだ人たちは苛立ちを募らせ始め、交通整理の係員に罵声を浴びせる人も出てきました。
 ようやく、Mさんの前に並んでいた人の順番になりました。すると、タクシーに乗り込もうとしたその人が、「どちらまで行かれますか。同じ方向でしたら、ご一緒にどうですか」と同乗させてくれたのです。
 長い時間待たされて疲れている中、他人を思いやれるそのやさしさに、Mさんは深く感動しました。
 同時に、<大変な時にこそ、自分勝手な行動をとることなく、周囲を見渡すような、心の余裕と気遣いを忘れてはいけない>と心に刻んだのです。

今日の心がけ★周囲への気遣いを持ちましょう
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by fp-haseo | 2013-10-30 05:24 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 「言い訳」とは、「身の潔白を証明するために、立場を述べて説明すること。過失や罪を詫びること。弁解」などの意味です。
 一般的に「言い訳」は、要領よく取り繕おうとする印象を関係者や周囲に与え、見苦しいものであるとされます。だからこそ、部下や後輩の報告・連絡・相談に言い訳が含まれると、全体を否定してしまいがちな傾向が見られるのでしょう。
 実は「言い訳」には、失敗の原因や解決への糸口などが含まれているケースがよくあります。なぜなら「言い訳」をする時は、自分を客観的に見つめた上で、「なぜ失敗したのか。なぜ事がうまく運ばなかったか」ということに、すでに本人が気づいている場合が少なくないからです。
 さらには、その「言い訳」という言葉の奥には、反省と共に同じ失敗をしないための対策など、前向きな姿勢が潜んでいることもあるのではないでしょうか。
 「言い訳」を含む失敗の報告は、決して耳に心地よいものではありません。しかし、まずは、その報告に対し静かに耳を傾ける余裕を持ちたいものです。

今日の心がけ★言い訳に潜む真実に耳を傾けましょう
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by fp-haseo | 2013-10-29 05:21 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

10月28日 配慮ある伝言

 携帯電話に仕事上の連絡があった際、何らかの理由で出られない場合があります。その際、着信の履歴は、およそ次のパターンが想定されます。
 ①着信履歴のみ残っている、②「折り返し連絡ください」との伝言のみがある、③的確な用件が留守番電話に録音されている、の三点です。電話を受けた側に立って考えると、③が折り返しの連絡をスムースに行なえるでしょう。
 電話に出られないと言うことは、商談中や移動中など、それなりの理由があるからです。折り返し自社へ連絡をする際、内容が分かっている場合と、事前の情報がないのとでは、効率と言った面でも大きな差が出ます。
 電話をかける側としては、咄嗟に伝言をまとめるのは難しいため、「〇〇の件で」と要件を短く告げればいいでしょう。携帯電話を使う際のモラルやマナーをはじめ、受け手への配慮もしたいものです。
 便利なコミュニケーションツールが、めまぐるしい勢いで開発されています。せっかく手にした文明の利器を大いに活かしたいものです。

今日の心がけ★受け手の立場で考えましょう
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by fp-haseo | 2013-10-28 06:37 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

10月27日 言葉は心の声

 「口は災いの元」といいます、言葉は使い方によっては、人を不快にさせます。
 例えば、何気ない一言が相手を傷つけてしまう場合があります。くどい話や自慢話などが、周囲に嫌な感じを抱かせることもあります。
 人間関係を円滑にさせるには、相手に対しての気配りが大切です。そのためには、謙虚さを心がけることです。
 私たちは、時としてわがままを出したり、妙に偉ぶったりすることがあります。髪型や服装などに気を配る人でも、「心のオシャレ」に注意を払わない人は意外と多いのではないでしょうか。
 職場生活において、多くの言葉を発したり、人の話を聞いたりします。そうしたやり取りの中に相手を敬い、愛し、感謝する思いを込めてみることです。
 明るくハッキリとした声で、相手の顔を見ながら美しい言葉を心がけましょう。また日によって、言葉にムラはないかも点検しましょう。
 誰に対しても美しい言葉が使えているかを確認し、かつ習慣化したいものです。

今日の心がけ★言葉に心を込めましょう
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by fp-haseo | 2013-10-28 05:36 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

10月26日 一夜の虫

 緊急に出張することになったKさん。いつも利用するホテルが週末で満室だったため、他のビジネスホテルを何とか見つけました。
 夜中に体の痒みで目を覚ますと、虫に刺された跡があります。小さな虫が数匹見つかり、つぶすとシーツに点々と血の跡がつきました。
 部屋を変えてもらった翌朝、Kさんが朝食を取っていると、フロントの担当者がやって来ました。支配人はまだ出勤していないことをKさんに告げ、「昨夜はすみませんでした。宿泊代はいりませんので‥」などと言います。
 数日後、ホテルから簡易な侘びの手紙が届きました。筆まめなKさんですが、すぐには返事を書く気にはなれませんでした。
 お客様に迷惑をかけた場合は、担当者と管理責任者が即座に謝罪して誠意を示し、抜本的な改善につないでいくことこそが、企業発展に向けた必須条件です。
 「失敗を繰り返さない」という強い意志と誠意は、企業に活力を漲らせます。それがお客様に「感動」を与え、やがて「信用」という資源へと転じていくのです。

今日の心がけ★全力で誠意を示しましょう
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by fp-haseo | 2013-10-26 05:38 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

10月25日 人が輝く時

 日常に起こる困った事柄を、私たちはどのように受け止めているでしょうか。仕事一つ取ってみても、ある程度の困難はつきものです。
 平成二十二年六月に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。小惑星イトカワで試料を採取し、七年間の宇宙の旅を終えて大気圏に突入しました。その際、満月の二倍の明るさを放ち、機体を激しく焼き尽くして砕け散ったのです。
 美智子皇后陛下は翌年一月、その瞬間を歌材にした御歌を発表されています。
     その帰路に 己を焼きし 「はやぶさ」の 光輝かに 明かるかりしと
 「はやぶさ」は、試料が入った耐熱カプセルを地球に持ち帰り、自身はバラバラになりながらも任務を確実に果たしたのでした。
 探査機の無私の働きが明るい輝きを放ったと、皇后陛下が感嘆された様子は、私たちにも置き換えて捉えることができるでしょう。
 苦しみの渦中にある時に、自身が輝いているとは思えないでしょうが、「苦難は人を最も輝かせる応援団である」と胸に刻み、前に進んで行きたいものです。

今日の心がけ★苦難には喜んで立ち向かいましょう
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by fp-haseo | 2013-10-25 10:09 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 路線バス乗務員のAさんは、朝の出がけに妻と喧嘩をしてしまいました。
 いつものように運行表に従って運転していた時、突然、今朝の喧嘩のシーンが甦ってきたのです。その瞬間、思わずカーッとなり、追突事故を起こしそうになりました。乗客に怪我がなかったことは幸いでした。
 <出がけに心を乱したのが原因だ>と反省したAさんは、<これからは朝の夫婦喧嘩はやめよう>と心に誓ったそうです。このように家庭で何か問題があったりすると、仕事の面でも順調さを欠いてしまうものです。
 会社員のYさんは、夫婦喧嘩の翌朝、妻に「おはよう」と声を掛けられましたが、わざと返事をしませんでした。しかし、妻の「行ってらっしゃい、気をつけて」と自分を明るく見送る姿に、ホッと救われたといいます。
 毎日の生活は大きく仕事と家庭とに分けられます。両者は一対の関係であり、どちらだけでも人間生活は成立しません。家庭の比重はおろそかにされがちですが、憩いと癒しのベースキャンプとして他の何ものにも代えられないのです。

今日の心がけ★明るく和やかな家庭を築きましょう
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by fp-haseo | 2013-10-24 05:34 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

10月23日 時間は有限

 マネジメントの父と称されたピーター・ドラッカーの有名な言葉に、「時間はもっとも希少な資源である」があります。
 私たちは「時間」というものを、いつまでもタダで手に入るものと勘違いしてしまうことはないでしょうか。時間は一定量を消費すれば、その後は誰であっても追加分が配給されることは絶対ないのです。
 「時の刻みは、命の刻み」と言う言葉があります。「人生の充実度は、濃密な時間をどれだけ積み上げてきたかで決まってくる」という意味です。
 例えば、通勤時間や待ち時間を、どのように過ごしているでしょうか。短い時間であっても、読書、スケジュールの確認、休息など、活用方法は様々です。時間は資源であると考えれば、その捉え方はガラッと変わるはずです。
 日々の生活の充実度をレベルアップさせるために、まずは一日の中に生じる空き時間を大切にし、工夫することを心がけてみましょう。
 そのような工夫から、仕事に活用できるヒントが見つかるものです。

今日の心がけ★時間を大切にしましょう
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by fp-haseo | 2013-10-23 05:33 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

10月22日 万葉集

 奈良時代に作られた「万葉集」は、現存する日本最古の歌集といわれています。
 天皇から庶民まで、様々な身分の人々の作品が四五〇〇余首も収録されている点においても、世界に類例がありません。中でも、庶民の作った歌の代表として、現代でも人々に愛されているのが「防人」の歌でしょう。
 天平勝宝七年二月(西暦七五五年)、九州北部に三年間派遣される防人たちが、東国各地から大阪の難波津の港に集結しました。そこで人々は、兵部少輔の大伴家持から和歌の提出を命じられました。その時の一首を見てみましょう。 
    父母が 頭かき撫で 幸(さ)くあれて 言いし言葉ぜ 忘れかねつる
 「父母が私の頭を撫でて、無事であれと言った言葉は、忘れることができない」の意で、「幸くあれて」は「さくあれと」、「けとば(言葉)ぜ」は「ことばぞ」の東国の方言。頭を撫でるのは無事を祈るおまじないだったようです。
 こうした方言もそのままに、庶民の心が素直に歌われています。「万葉集」は世界に誇る日本文化の一つといえるでしょう。
 

今日の心がけ★日本の文化の深さを味わいましょう
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by fp-haseo | 2013-10-22 04:50 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)