九州博多発 ファイナンシャルプランナーのブログ


by fp-haseo

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 今から約千二百年前にまとめられた『万葉集』には、日々の仕事の中でうたわれた歌もあります。麻の布を晒す仕事の中でうたわれたものを紹介します。
    多摩川に   晒す手作り   さらさらに   何ぞこの子の   ここだ愛(かな)しき
 歌の意味は、「多摩川にサラサラと晒す手作りの布ではないが、どうしてこの子が、更に更に、こんなにも愛しいのか」という意味です。
 多摩川は、東京都と神奈川県の県境を流れる川です。麻布を川に晒す労働も、このような歌をうたいながら行えば、疲れも軽くなったことでしょう。
 次は、信濃の国の歌です。信濃は今の長野県で、奈良の都から信濃の国に通じる立派な官道が、この時代に新たに完成しました。
    信濃路は   今の墾道(はりみち)   刈株(かりばね)に   足踏ましむな   沓(くつ)はけわが背
 この歌は「信濃路は、森を開墾していま出来たばかりの道です。切り株を踏んで足に怪我をしないように、履物をはきなさい。愛しい夫よ」という意味です。
 愛しい人が通る道を作っていると思えば、頑張り甲斐もあったことでしょう。

今日の心がけ★仕事を楽しみましょう
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by fp-haseo | 2014-05-31 05:31 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

5月30日 閉店五分前

 大事な取引先との交渉のため、Sさんが出張に出かけた時のことです。現地のホテルに宿泊し、洗面所で顔を洗おうと眼鏡を外しました。
 突然、眼鏡のフレームがポッキリと折れてしまったのです。出張先のため、代わりの眼鏡はありません。<明日は眼鏡なしで大事な商談をしなければならない>と思うと、Sさんの頭に絶望感がよぎりました。
 とりあえず、ホテルのフロントで、ガムテープを借りて応急処置をしました。そして近くのショッピングモールで眼鏡屋を見つけて入店しました。
 時刻は夜の八時五十五分、閉店五分前です。事情を話すと、女性定員は嫌な顔一つせず、「一時間ほどかかりますがお任せください」と、作業を始めたのです。
 新しいフレームの眼鏡を受け取ると、店員は、職員の通用門まで付き添いながら、「お仕事までにお渡しできてよかったです」と笑顔で見送ってくれました。
 閉店の時間を過ぎてもなお誠実に対応してくれた姿勢に、Sさんは頭が下がる思いでした。数年たった今でも、その時の眼鏡を愛用しています。

今日の心がけ★お客様の立場を察しましょう
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by fp-haseo | 2014-05-30 09:31 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

5月29日 仕事と真心

 江戸時代の農政家・二宮尊徳は、現代でも多くの人々から愛されています。その教えは、今を生きる私たちに、様々なヒントを与えてくれます。
 尊徳は「道歌」として、こんな教訓を残しています。
    丹精は   だれしらずとも   おのづから   秋のみのりの   まさる数々
 意味は「真心をこめた働きは、誰かが見て誉めてくれなくても、秋になれば収穫が多く、その質も良い」というものです。
 私たちの仕事は、周囲から注目され、努力が人目につきやすいものもあれば、そうでないものもあります。人知れず努力と工夫を重ねているにも関わらず、周囲から正しく評価が得られない場合もあるでしょう。
 だからといって<どうせ自分の仕事は役に立っていないのだ>と自信をなくし、やる気をなくしては、開ける道も開かなくなります。
 尊徳の道歌は、努力は決して無駄にならないと教えています。丹精を込めて目の前の仕事に打ち込めば、やがて豊かな実りの時期がやってくるでしょう。

今日の心がけ★今の仕事に全力を注ぎましょう
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by fp-haseo | 2014-05-29 05:44 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

5月28日 心の距離

 アメリカの大手ポータルサイト運営企業のヤフーは、昨年六月より、従業員の在宅勤務を禁止しました。
 その理由は、従業員同士、または従業員と会社との距離でした。離れて仕事をする空間的な距離が、心理的な距離も遠ざけてしまい、業績の向上にはつながらない、と判断したからです。
 多くの企業では、社員同士が、同じ時間と空間を共有しています。普段接する距離の近さは、心理的な距離も縮めます。トラブルを未然に防いだり、日常的なやりとりから、新たな改善策や提案が生まれることもあります。
 もともと企業は、個人の集合体です。それだけに、心の距離を縮める努力を惜しむと、業績の向上にも支障をきたす場合があります。職場の空間的な距離、心の距離を一度点検してみましょう。
 また、家庭においても、食卓を共にするなど、時間と空間を共有して、家族間の距離を縮める機会を持ちたいものです。

今日の心がけ★心の距離を縮めましょう
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by fp-haseo | 2014-05-28 05:36 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 日本の食卓では、食事をする時、「いただきます」と声を合わせます。食事が済んだら「ごちそうさま」といって終えます。
 Kさんの家でも、食前食後の挨拶は習慣になっています。Kさんは、誰かと食事をする時も、一人の時も、「いただきます」「ごちそうさま」を欠かしません。
 ある時、アメリカ人の友人が、Kさんの家に滞在しました。帰国する際、「日本の食事の挨拶に感激した」と言い、「アメリカに戻っても続けたい」と感激の面持ちで言いました。
 友人によると、アメリカでは、食事の始めと終わりに皆で揃って言う、「いただきます」「ごちそうさま」にあたる言葉はないそうです。
 Kさんは、日頃習慣になっている「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶が、日本文化の一つだと知り、深く感動しました。
 これからも感謝の心を持って、食事の挨拶を続けていこうと思ったKさん。アメリカ以外の国の習慣も調べてみたいと、さらに興味が湧いてきました。

今日の心がけ★感謝の心で食事をしましょう
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by fp-haseo | 2014-05-27 13:22 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

5月26日 物になる 

 今、皆さんは、どこで朝礼をしていますか?事務所、店内、工場、屋外など、会社や部署によって、様々な場所で朝礼を行なっていることでしょう。
 今いる場所を見回し、どんな物がどれくらいあるか、確認してみてください。
 机、電話、文房具、パソコン、食器や食材、機械や工具、自動車、商品、製品、棚やロッカーなど、いろいろな物が、まさに数え切れないほど職場にあるのではないでしょうか。
 日々、こうした多くの物を使い、利用することで、仕事は成りたっています。物があるから仕事ができ、物がなければ仕事が進まない私たちです。
 ひとかどの人間になることを「物になる」と言います。感謝の気持ちで身の回りの物を大切に扱い、機械や道具と気持ちが交流できるほどの深い愛情が持てた時、仕事の上でも「物になる」のでしょう。
 今朝自分の周りを見て、最初に目についた物は何でしたか。その物への「ありがとう」という心をこめて、今日一日、大事に扱いましょう。

今日の心がけ★物への感謝を深めましょう
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by fp-haseo | 2014-05-26 05:48 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 Yさんは、自転車で、友人との待ち合わせ場所へ向いました。
 約束の時間に遅れそうだったため、スピードを上げていると、目の前の信号が赤に変わりました。
 <たぶん大丈夫だろう>と、そのまま止まらずに、交差点に差し掛かりました。突然、横からクラクションが聞こえ、大型トラックが迫ってきたのです。
 間一髪でブレーキをかけ、事故にはいたりませんでしたが、トラックの運転手にはひどく怒鳴られました。Yさんは、赤信号を無視しようとした出来心を反省すると共に、交通事故の危険性を痛感させられました。
 「交通ルール  守るあなたが  守られる」という標語があります。信号を無視すれば、それだけ事故に遭いやすくなるのは当然でしょう。逆に、交通ルールを遵守していれば、未然に防げる事故は多いものです。
 社会においても同様でしょう。ルールを守る人は、ルールに守られます。職場のルールを軽視せずに、快く働ける環境づくりに努めたいものです。

今日の心がけ★ルールを守りましょう
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by fp-haseo | 2014-05-26 05:39 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 「妻一人  操れないのに  部下十人」。この川柳は、「第十七回サラリーマン川柳」の応募作品です。
 日本の離婚件数は、ここ数年、横ばいを続けています。離婚には至らなくても、冒頭の川柳のように、夫婦の間で、相手が思うようにならない不満や、すれ違いを感じている人も少なくないようでしょう。
 夫婦関係をはじめ、家庭の中に揉め事や心配事があると、後ろ髪を引かれて業務に集中できず、十分に力を発揮することはできません。冷え込み始めた夫婦関係の改善策として、「挨拶のフルコース」を実践している夫婦があります。
 その要領は、①相手の目を見る、②相手の名を呼ぶ、③握手する、です。「〇〇さん、おはようございます。今日も一日よろしくお願いします」と互いに言い合い、握手を交わすのです。
 おざなりになりがちな挨拶を変えることで、相手への関心が生まれ、関係をリフレッシュする効果が生じます。夫婦間以外の挨拶にも応用してみましょう。

今日の心がけ★挨拶を変えてみましょう
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by fp-haseo | 2014-05-24 06:39 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

5月23日 仕事のできる人

 仕事のできる人とできない人には、ある違いがあります。物事に対して、肯定的に捉えるか、否定的に捉えるか、ということです。
 上司から指示があった時、肯定的な人は、積極的に受け入れ、すぐに取りかかるので仕事が捗ります。否定的な人は、できない理由ばかりを探しがちです。では、つい否定的に捉えてしまう癖がある人は、どうすればよいでしょう。
 医学博士の佐藤富雄氏は、「肯定的で楽天的な言葉を第一声として発すると、脳は(大丈夫なのだ)と理解し、『これでよい理由』や『うまくいく方法』を次々と見つけ出していく。否定的な言葉を発すると、脳は残酷にも、その意向に沿って、ただちに『できない理由』を山ほど探す」と述べています。
 職場で必要な人材は、仕事のできる人です。それは、能力の差というより、仕事に取り組む心の持ち方による部分が大きいのでしょう。
 <もしできなかったら>と考える前に、「面白いですね」「きっとできます」といった肯定的な言葉とともに、前向きに仕事に取り組んでいきたいものです。

今日の心がけ★肯定的な言葉を使いましょう
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by fp-haseo | 2014-05-23 08:35 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

5月22日 笑門来福

 大切な人へ、漢字一文字を贈るとしたら、どのような字を贈りますか。
 日本漢字能力検定協会が、「家族や友人などに贈りたい漢字一文字」を全国から募集したところ、およそ三万もの作品が集まりました。一位に選ばれたのは「笑」。以下、「感」「謝」「友」「楽」と続きました。
 なぜ「笑」が一位になったのでしょうか。<辛い中でも笑顔は忘れずにいたい><笑いの絶えない間柄でいたい>という願いを文字に託したのかもしれません。
 アメリカの啓蒙家・カーネギーは、笑顔の効用をこのように述べています。「元手がいらない、しかも利益は莫大。与えても減らず、与えられた者は豊かになる。一瞬見せれば、その記憶は永久に続くことがある」
 日本の諺にも、「笑門来福」「笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生」「笑って損した人なし」など、笑いの効用を説いたものは多くあります。
 自分自身を振り返って、<しかめっ面が多いな>と感じたら、笑顔に切り替えましょう。自分の心にも周囲にも、新たな変化が生じてくるはずです。

今日の心がけ★今日一日を笑顔で過ごしましょう
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by fp-haseo | 2014-05-22 05:33 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)