九州博多発 ファイナンシャルプランナーのブログ


by fp-haseo

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11月30日 沈黙を破る

 出張先でNさんがタクシーに乗ると、運転手は何となく不機嫌な様子です。行き先を告げても、黙ってうなずくだけです。
 そのまま目的地まで過ごしてもよかったのですが、沈黙が重苦しくて、「今日は暖かですね」と運転手に話しかけてみました。天気の話題など、当たり障りのない会話をするうちに、直前に乗った乗客の話になりました。
 聞けば、その乗客の態度があまりに横暴で、辛い思いをしたというのです。Nさんは、相槌を打ちながら耳を傾けました。
 話が一段落すると、運転手から「不愉快な話を聞かせて申し訳ない、聞いていただいて元気が出ました、ありがとう」とお礼を言われました。
 その後は、地元の食べ物や名所についての話題など、和やかな会話が続きました。ほんの数十分の車内ですが、互いに朗らかな気持ちになれたのです。
 自分から話しかけたこと、そして、相手の話に耳を傾けたことが、重苦しい雰囲気を一変させたのです。これも言葉の力、会話の効用でしょう。

今日の心がけ★会話で場を明るくしましょう







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by fp-haseo | 2015-11-30 08:22 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月29日 自覚する

 物事を成し遂げる根本の力は信念です。<できる、きっとできる>と思って取り組むのと、<そんなことはできるはずがない、やってもむださ>と思ってやるのとでは、結果にも、雲泥の差が生じてしまいます。
 行為をする人の心持ちに、「できる」「できない」という信念が働いて、その通りの結果をもたらしているのです。丸山敏雄が、「人事は自覚によって成る」と喝破したのも、心持ちの大切さを言い表したものでしょう。
   老ひたりとて  女は女  夏すだれ  そよろと風の  ごとく訪(と)ひませ
 これは九十三歳で亡くなった女流歌人・斎藤史さんの晩年の歌です。どれほど年を重ねても、女性としての気遣いを忘れない、凛とした大和なでしこの自覚と気概が伝わってきます。
 男であること、女であること、夫であること、妻であること、親であること、子であること・・・が希薄になりつつある現代人に、今こそ必要な自覚することの大切さを示してくれているのかもしれません。

今日の心がけ★立場の自覚を深めましょう





  

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by fp-haseo | 2015-11-30 08:12 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月28日 チームの仕事

 Sさんは、会社が主催する講演会の企画・運営を任されました。しかし、通常業務の合間に準備するため、なかなか思うように進みません。
 その様子を見ていた先輩から、①明確な目的を持つ、②互いの業務の相互理解を深める、③連携を密にする、と三つのアドバイスを受けました。
 その後初めてグループ会議を行なったところ、課題がいくつも見えてきました。最も大きな課題は、メンバーがそれぞれ勝手に準備を進めていたことでした。
 皆、優秀なスタッフで、講演会を成功させたいという思いは一緒です。しかし、<みんな忙しそうだから>とか、<一人でやったほうが速いから>と、独自に準備を進めていたのです。伝達事項にしても、AさんからBさんへ、BさんからCさんへと伝えるため、内容にズレが生じていたのです。
 先輩のアドバイスは、チームワークの大切さを指摘したものでした。その後は、互いの業務の合間にできるだけ顔を合わせて、メンバー同士で成功へのビジョンを共有しながら、無事、講演会当日を迎えることができました。

今日の心がけ★チームの連携を密にしましょう







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by fp-haseo | 2015-11-30 08:01 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月27日 弱いパス

 何か物事が上手くいかない時や、仕事で行き詰まりを感じた時、これまでのやり方を少し変えてみるのも一つの方法です。
 「押してだめなら引いてみろ」とは、恋愛の駆け引きとしてよく聞かれる言葉ですが、これは仕事にもあてはまるでしょう。物を販売するにしても、声を張り上げて、押しの一手だけで、売上があがるものではありません。
 商談でも、自社の強みを訴えるばかりではなく、他社の優れた点に触れたり、自社製品の弱点を隠さないことで、かえって興味をもたれることもあります。
 なでしこジャパンの元一員で、今年五月に引退した大滝麻未さんは、日本女子サッカーの特徴について「弱いパスを出すこと」と分析しています。
 速く強いパスが交わされる中、わざと弱いパスを味方に出すことで敵を引きつけて、スペースを空けることができるそうです。
 「海外ではこんな緻密なことをするチームはない」と、大滝さんは、弱いパスに「なでしこらしさ」を見いだしています。

今日の心がけ★緩急をつけましょう







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by fp-haseo | 2015-11-30 07:46 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 近年、幼児期の育児において、「オムツがなかなか取れない」という悩みを持つ親は多いようです。
 小学生のおねしょ対策として、就寝時に、紙おむつを使用するケースもあるようです。
 紙おむつを使い続けることは、「面倒なことを増やさない」という大人の考えでもあります。子供自ら<紙オムツを止めたくない>とは言わないでしょう。
 たしかに、オムツをはかせないことで、洗濯物が増えるかもしれません。親の負担は増加します。それだけに、「オムツが取れない」という悩みの背景には、「オムツを取らない」という親の都合もあるのではないでしょうか。
 これは、他の場面においても同じことがいえそうです。「失敗するからやらせない」では、いつまで経っても、できないままが続くでしょう。
 できるまで「やらせてみる」こと、できるまで「やってみる」ことは、双方にとって意義のあるチャレンジだと、心に留めておきましょう。

今日の心がけ★難題にチャレンジしましょう







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by fp-haseo | 2015-11-26 05:46 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月25日 もしや自分も

 地域の消防団に所属するKさんが、二ヶ月に一度行なっている設備点検の当番になりました。
 機械の試運転を済ませて、車で詰め所に戻る途中、ふと外を見ると、路上に枯葉が散らばっていました。空き缶や空き瓶、タバコの吸殻も散乱しています。
 <何でこんなところにタバコを捨てるんだ、火事になったら大変だぞ!>と憤慨し、仲間と共に、周辺のゴミ拾いをしました。
 その後の報告会で、思いがけないほどに吸殻が多かったことを報告し、ポイ捨て禁止の呼びかけと、夜警の強化を提案したのです。
 すると、ある一人が「気がつかないうちに、俺もポイ捨てしているかもしれないな」と話し始めました。その場にいた全員がハッとしました。
 自身もタバコを吸うKさんも、例外ではありません。<自分もつい道端に捨ててしまうことがあるかもしれない>と反省しました。それからは、ポイ捨てをしないように意識すると共に、携帯灰皿を常に持ち歩くようになりました。

今日の心がけ★気がついたら行動に移しましょう







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by fp-haseo | 2015-11-25 06:18 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)
 「腹が立ったら十まで数えよ、非常に腹が立ったら百まで数えよ」
 これはアメリカ合衆国の第三代大統領、トーマス・ジェファーソンの言葉です。時間の経過によって感情を鎮める忍耐術を説いたものです。
 K氏は入社間もない頃、同僚の前で、上司から何度も叱られました。気の短いK氏は、腹立たしさと反発心から、もう会社を辞めようと思いました。
 その時にジェファーソンの言葉を思い出し、「一、二、三、・・・」と心の中で数えるようにしたのです。少しずつ冷静さを取り戻し、<自分を奮起させるために叱ってくれたのだ。もっと努力しよう>と肯定的に捉えられるようになりました。
 その後K氏は、仕事ぶりが上司に評価されて、大規模プロジェクトのリーダーを任せられるまでに成長しました。
 職場でも、日常生活でも、腹立たしく思う場面は多々あるものです。それをそのままむき出しにしては、良好な人間関係は保てないでしょう。腹が立っても耐えるべきは耐える、自分なりの感情コントロール法を身につけましょう。

今日の心がけ★忍耐力を養いましょう







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by fp-haseo | 2015-11-24 08:57 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月23日 勤労感謝の日

 本日は、全国の神社で「新嘗祭(にいなめさい)」という祭事が行なわれます。作物の恵みに感謝し、翌年の豊穣を祈願する日です。
 一年間の宮中行司の中でも、「新嘗祭」は、最も重要な祭典とされています。天皇陛下が、今年収穫された新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に供え、その恩恵に感謝し、自らも召し上げる祭典として、飛鳥時代から今日まで続いています。
 この「新嘗祭」が元となった祭日が「勤労感謝の日」です。農業における収穫のみならず、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で、一九四八年に定められました。
 私たちは、今ある環境に慣れてくると、恵まれていることを当たり前に思ってしまうものです。または、他者と比較して、不足不満を募らせてしまいがちです。
 今日一日は、そうした心をいったん脇におきましょう。この日の持つ伝統的な意味をかみしめ、この一年様々な恩恵を受けて生かされながら、働くことができた喜びに、感謝を捧げたいものです。

今日の心がけ★働ける喜びを分かち合いましょう







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by fp-haseo | 2015-11-23 05:57 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月22日 神の留守

 俳句の季語に「神の留守」があります。神無月(旧暦十月)のことです。
    留守のまに  荒れたる神の  落葉哉(芭蕉)
 松尾芭蕉が「奥の細道」の大旅行を終えた後、二年七ヶ月ぶりに江戸に帰ってきた時に詠んだ句です。
 「ちょうど神無月の神が出雲から帰ってきた時のように、永い間留守をしていた江戸は、自分の住まいも落ち葉が深く降り積もって荒れ果てているなあ」という意味です。ひっそりした、もの寂しさが伝わってくる句です。
    なら山の  神の御留主に  鹿の恋(一茶)
 こちらは、もの静かで奥深い趣を求めた芭蕉とは対照的な俳人・小林一茶の句です。「神無月の奈良山では、神が留守の間に神の使いの鹿たちが恋をしているなあ」という意味です。同じ「神の留守(留主)」を詠みながら、一茶の句は、求愛の鳴き声をあげる鹿に想いを寄せて、生への執着が感じられます。
 季語に表れた四季の移ろいは、日本人の情緒を豊かに育んできたのです。

今日の心がけ★先人の感性に学びましょう







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by fp-haseo | 2015-11-23 05:45 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)

11月21日 支える仕事

 出版社に勤務するNさんの胸ポケットに、万年筆が一本ささっていました。友人が、Nさんに「そのペンで編集の仕事は勤まるのかい?」と尋ねました。
 するとNさんが「これは編集の仕事では使わないペンだよ。作家の方に使ってもらうためのものなんだ。担当する先生が、万年筆で文章に手を入れる方なので、いつも万年筆をつけているんだよ」と応えました。
 それを聞いた友人は、<なるほど、こまやかな配慮で一冊の本ができあがるのだな>と感じたのでした。
 出版における作家と編集者のように、仕事には、表に立って目立つものと、外からは働きが見えにくいものがあります。役割の違いを自覚しつつ、互助の関係で物事にあたる時、良い仕事ができあがります。
 そのことを忘れないためには、①自分の仕事を支えてくれる人がいる、②自分の仕事は誰かの支えになっている、③より良い仕事が周囲を助ける、という三つの事柄を自分に問いかけながら、仕事に取り組むのも一つの方法です。

今日の心がけ★自分の役割を自覚しましょう







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by fp-haseo | 2015-11-21 05:40 | 倫理研究所「職場の教養」 | Comments(0)