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九州博多発 ファイナンシャルプランナーのブログ


by fp-haseo

2月6日 後輩の口癖

 建築会社に勤めて十年になるSさんは、後輩のK君を食事に誘いました。
 よく気が利き、仕事のサポートしてくれるK君を労うつもりでしたが、食事をしながら、意外な一面を見ることになりました。
 K君は、「あの時、進学していたら」「もっと早く手を打っていれば」と、昔の愚痴ばかりこぼすのです。Sさんは、自分自身もかつて先輩に愚痴をこぼしていた過去を振り返り、先輩から教えられた言葉を伝えました。
 「今の姿はこれまでの結果が出ているだけのこと。今後は『~たら』『~れば』と言わずに、どのような自分になりたいかを明確にしろ」
 Sさんに一喝されて、K君は自分の口癖に気づいた様子です。早速手帳に年間と月間の目標を記し、「今、何をやらなくてはならないのか」を明確にしました。
 翌朝、誰よりも早く出社して、同僚たちを迎えたK君。大きな声と笑顔で挨拶をしているK君を見たSさんは、<何事か>と驚きましたが、心が晴れ晴れとした気持ちになりました。

今日の心がけ★やるべきことを明確にしましょう
# by fp-haseo | 2014-02-06 05:46 | 倫理研究所「職場の教養」
 職場や取引先の人たちとの食事会で、和食を食べる機会があります。作法やマナーに自信が持てれば、よりスムーズな人間関係が築けるでしょう。
 しかし、和食の作法は、知っているようで知らないことが多いものです。自分が正しいと思っている食べ方が、案外、間違っている場合があります。
 例えば、大皿から料理を取る時に、自分の箸を逆さにして、取り箸として使うのは、良い作法ではありません。
 なぜなら、箸の上の方は手で持つところで、きれいとはいえないからです。取り箸をもらうことがスマートな作法でしょう。
 また、お椀の汁物を飲み終わった後に、蓋を裏返しにして置くのも誤りです。料理を真ん中から食べ始めるのも、あまり見栄えがよくありません。
 作法やマナーは他にもたくさんあります。今一度学んでおきましょう。
 そして、料理の素材を育ててくれた人、料理をしてくれた人、食事を共にしてくれた人に、「感謝と敬意」を持つことを何よりのマナーだと心得ましょう。

今日の心がけ★食事のマナーを身につけましょう
# by fp-haseo | 2014-02-05 05:14 | 倫理研究所「職場の教養」
 二月になりました。まだまだ寒い日が続きます。
 仕事に慣れてきた新人のMさんですが、毎年この時期、手足に霜焼けができて、憂鬱な日々を過ごしています。社内清掃で、バケツの中の冷たい水に手を入れるたびに、Mさんは苦痛を感じていました。
 ある時、Mさんの手を見た社長から、声をかけられました。
 「君は若いのに働き者の手をしているな。私も若い頃はそうだったが、先輩から、『寒さを嫌がっていると手足に霜焼けや皸ができやすくなる』と聞いて、反省したものだ」。社長の言葉に、Mさんはハッとしました。
 寒さが嫌で、冬は靴下を二重に履いて、カイロを足にも肩にも背中にも貼っていたMさん。清掃の時も「どうしてお湯を使わないのか」と不満ばかりでした。
 「いくら天候気候を嫌っても、自分の力では変えられない。受け入れるしかないなら、喜んでやってみなさい」と、社長はアドバイスをしてくれました。気持ちが切り変わったMさんは、霜焼けがだいぶ良くなったと言います。

今日の心がけ★「寒い日もよし」と受け入れましょう
# by fp-haseo | 2014-02-04 09:06 | 倫理研究所「職場の教養」

2月3日 吾が行く道

    人は人  吾はわれ也  とにかくに  吾が行く道を  吾は行くなり
 この一首は、哲学者・西田幾多郎の歌です。京都の観光名所「哲学の道」から、法然院へと向かう道端の石碑に刻まれています。強い信念を持って、自分の人生を切り拓いていこうとする気概が感じられます。
 人は仕事を通じて、多くの経験を経ることで自信をつけます。さらに真摯に仕事に打ち込むと、この自信が強くゆるぎない信念となり、やがて、その分野におけるプロフェッショナルへと成長します。
 しかし、誰もが「吾が行く道」を順調に踏めるわけではありません。どのような人生にも試練は必ず起こるもの。時には行き詰まり、時にはスランプに陥り、予期せぬ横やりに遭うこともあるでしょう。
 そのような時には、一旦立ち止まり、改めて「吾が行く道」の先にある、自分の目標や夢を再確認してみてはいかがでしょう。
 目標や夢が明確になれば「吾が行く道」がきっと見えてくるはずです。

今日の心がけ★目標を再確認しましょう
# by fp-haseo | 2014-02-03 05:43 | 倫理研究所「職場の教養」

2月2日 失敗は私の先生

 家庭や職場での失敗は誰にでもあります。大切なことは、失敗した後の態度や行動です。
 最も良くないのは、その後も失敗を恐れ続けることでしょう。失敗をしたくなくて物事から逃げたり、結果が出ないうちから失敗だと決めつけて、挑戦しない人がいます。失敗を恐れる心が、失敗の原因かもしれません。
 また、<なぜ自分だけうまくいかないのだろう>などと、いつまでも悔やんでいないでしょうか。それよりも、どのような原因で失敗に至ったかをよく考え、振り返ることから、事態は好転し始めるのです。
 仕事や人間関係における失敗も、原因を相手や他人のせいにし、責めていては、解決はおろか、プラスになることは何もありません。
 <原因は全て自分にあるのだ>と受け止め、至らなさを厳しく反省した時、失敗は教訓として自分に帰ってきます。
 「失敗こそ私の先生」をモットーに、何事にも取り組んでいきましょう。

今日の心がけ★失敗を教訓にしましょう
# by fp-haseo | 2014-02-03 05:31 | 倫理研究所「職場の教養」